第50回「作風は違うのに、よく似ている二人」

長新太さんと五味太郎さんは、実は近い親戚だったのではないかと思うほど似ているところがあります。多くの人は「五味さんと長さんは作風が違う」と思っています。もちろん絵のスタイルはまったく違います。ところが考える方向は同じだったんです。

第49回「ほのめかす絵本」

ダイレクトに言わずに「ほのめかす絵本」。「省略してしまった部分、飛んでしまった部分、それをみなさんで補って考えてみてね」と言っているんです。

第48回「絵本の新しいながれ」

絵本の絵描きさんは、普通の絵画とは違って「話が生まれでてくるような絵が描ける」ことを求められているんです。ちょっとふざけている、余白があるとか…。そういった絵だから、読者であるこちらが自分の想像力で余白をうめていくので、話が生まれてくるのかもしれません。

第47回「橋を渡す」

考えてみると40数年ずっと「絵と文にちょっと距離がある絵本」をやってきた気がします。文と絵にちょっと距離がある。すると、その少しの距離に橋渡しをしようと、頭が動きだす。

第46回「バカは死ななきゃ治らない?」

今まで感じなかったものが歳とともに魅力的に見えてくる。そんな経験をしました。