有川 裕俊

年々、たべものの好みは変る

きびしい暑さから、やっと開放されました。ますます、食のすすむ季節ですね。 長く生きてくると好きになるものがふえてくるのがうれしいね。 ちいさいときは、おいしくないと思っていたものが、おいしくなるのだからうれしい。 切り干し大根とか小鯵の南蛮...

作家と読者のセッション

絵本館は創作絵本が多いですね。 戦前、戦争中は鬼畜米英なんて言っていたのが、戦後はなんでも「アメリカ・ヨーロッパに学ぼう」になった。 人間すぐに極端から極端になる。 生活様式から教育、医学まで、戦後はすべてが欧米礼賛になってしまった。 いま...

わからない絵本がいい!

説明の多い絵本というのも気になりますが。 文章があって、さし絵がある本が「子どもの本」と考えられていた時代があった。 モノクロのさし絵どころか、カラーのイラストがついていればただただ豪華。 そのなごりなのか、文章を絵で説明している絵本があり...

正直が楽

子どもの頃の思い出を聞かせてください。 子どもの頃の思い出のシーンには自分の姿がシルエットで入っているのがおもしろいね。 鹿児島市から田舎に向かう汽車からの景色も、窓のところにいる自分、そして海と桜島という具合に全部が見える。 自分だけはシ...

講談本が子守唄

小さいときから本が好きでしたか? 小さい頃は病気になったときぐらいしか本読まなかったんじゃないかな。 風邪ひいて学校を休んだときなど昼過ぎると元気になってしまっても、「まだ、寝てなさい」なんて言われて、そんなとき本を読んでましたね。 小学2...