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姑になった男たち

それにしても古い女と書いて姑(しゅうとめ)とはそのものずばり、あっけらかんとすごい字を考えたものです。 こんな字を考える人は世のなか「怖いものなし」でしょうね。 舅(しゅうと)は古い男とは書かず臼男、なんなんでしょう。 概して漢字は年寄りに...

新幹線は嫌いだ

十五年前、三十八のときはげていることに気づいた。 正確に言うと気づいたのではなく、気づかされたのです。 車のなかで後ろに座っていた妻が「あぁはげている」と叫んだのです。 家で手鏡を見てすっかりはげだしていることに気づかされ、ただただ悄然(し...

推理することで客観性が育つ

最近、読んだ本で興味深かったことを教えてください。 むかし、母と観た映画で暗い炭坑街の話があった。 北林谷栄さんが主演していたような気がする。 画面がモノクロで暗いだけでなくお父さんが保証人になって財産も何もかもなくしてしまうという暗い話。...

年々、たべものの好みは変る

きびしい暑さから、やっと開放されました。ますます、食のすすむ季節ですね。 長く生きてくると好きになるものがふえてくるのがうれしいね。 ちいさいときは、おいしくないと思っていたものが、おいしくなるのだからうれしい。 切り干し大根とか小鯵の南蛮...

作家と読者のセッション

絵本館は創作絵本が多いですね。 戦前、戦争中は鬼畜米英なんて言っていたのが、戦後はなんでも「アメリカ・ヨーロッパに学ぼう」になった。 人間すぐに極端から極端になる。 生活様式から教育、医学まで、戦後はすべてが欧米礼賛になってしまった。 いま...