絵本館スタッフに孫がうまれて2歳です。
2歳6カ月の女の子です。
その子は「とにもかくにもすてきななかま」(五味太郎)がすきです。
姪に子どもがうまれて2歳です。
2歳7カ月の男の子です。
その子は「おとうさんのえほん」(高畠純)が大すきです。
読者の方からハガキをいただきました。
『変なお茶会』(佐々木マキ)は2歳児には無理かなと思いながら買ってみたら、お気に入りになり少し驚いています。
一般にはこんな小さな子どもが好きになるとは「おもいもよらない」絵本ばかりです。
絵本館はすべての絵本に読者用のハガキをいれています。
というわけで、毎日何通かの読者からのおたよりをいただきます。
「さる・るるる」を買ってくださった方からのハガキが一番おおく、累計すれば数千通になるでしょう。
それらを日々読んで実感することは、「じつにちいさな子どもから大人まで、年齢に関係なく人それぞれのたのしみ方があるのだな」です。
子どもの好みはビックリするほどいろいろなのです。
そういうと「そんなことあたりまえでしょう」とおっしゃる方が多いとおもいますが、実際その大人がやっていることといえば「絵本の与え方」なのです。
ブタやニワトリの飼料ではないのですから「与え方」はないでしょう。
平気で「3歳児にはこんな絵本がいい」などといって恥じないのですから呆れます。
親にとって主人公は絵本ではなく、なま身の子どもです。
子どもが主人公でなくてはなりません。
子どもが主人公になるためには、どの絵本を読んでもらうか子どもが決めなければなりません。
そうしたことの修練の場になるのが書店の店頭です。
そこで、提案です。
こんなミニポスターをお店に貼ってみませんか。