- 戸田:
- 有川さん、今日もよろしくお願いいたします。
- 有川:
- こちらこそ。よろしくお願いします。
- 戸田:
- 今日は、あのお話ですね!
- 有川:
- 絵本には可笑しい話、悲しい話などいろいろあると思うのですが、すごく大事なジャンルがあるんです。
大人の我々からみると「ちっとも意味がわからないけれど、なぜ子どもは喜ぶのかな」という絵本です。 - 戸田:
- はい。
- 有川:
- それを対話形式のポスターにしてみたいと思いまして、広島弁はもとより全国それぞれの言葉のポスターを全部作ってみました。とてもおもしろいものになりました。
- 戸田:
- すごいですよね(笑)。
- 有川:
- そこで広島弁は、おおなり修司さんにお願いをしました。
- 戸田:
- 女性パートは、RADIO BINGOパーソナリティ福山出身の佐原智代子さんにお願いしました。
おおなりさんは東京にいらっしゃいますから、おおなりさんはお電話で、佐原さんにはスタジオで、違う日に読んでいただいたんですが、なかなかいい感じに出来上がっています。 - 有川:
- それは楽しみですね。
- 戸田:
- ぜひ聴いてください。
たちまちなんの役にも立たんけど
なんでか子どもの心をつかむ絵本
広島バージョン
- 有川:
- いいですねえ。なにしろ、その土地その土地の言葉は捨て難いですから、全国の言葉を音声で聴いてみたいくらいです(笑)。
- 戸田:
- ほんとですね(笑)。
- 有川:
- これからポスターやリーフレットを作って書店で紹介していきます。書店の店頭でお客さんに見てもらったり、持っていってもらいたいと思います。
- 戸田:
- ええ。
- 有川:
- そして、もうひとつは学校に貼って生徒さんたちがおもしがってくれたらいいなと思っています。
先日、熊本県の教科書関係の会社から、学校にポスターを貼りたいので200枚欲しいという電話をいただきました。 - 戸田:
- いいですね。
- 有川:
- ええ。とにかく「おもしろいか、否か」にかかっていると思っていますから(笑)。
文藝、絵画、絵本もそうですが、すべて「おもしろいか、おもしろくないか」ということを中心において考えてもらえるといいと思います。 - 戸田:
- なるほど。
- 有川:
- 「ためになる」とか「役に立つ」とかということは、あとになって気づくことです。
- 戸田:
- ええ。
- 有川:
- まず最初に「おもしろい」があって、気づいたら役に立っていた。
そうなると気持ちがいい生き方ができるのではないかと思います。 - 戸田:
- そうですねえ。
今月もありがとうございました。 - 有川:
- こちらこそ、ありがとうございました。
- 戸田:
- また来月もよろしくお願いいたします。
絵本館代表の有川裕俊さんにお話をお伺いしました。
そして、福山出身の絵本作家おおなり修司さんと、RADIO BINGOパーソナリティの佐原智代子さんにもご協力いただきました。
「たちまちなんの役にも立たんけど、なんでか子どもの心をつかむ絵本」、これからもみなさんのお近くの書店さんでもコーナー展開されていくと思いますので、ぜひご注目くださいね。
(2017.7.11 放送)
2016年4月からエフエムふくやま「ブック・アンソロジー」に月1回、第2火曜日に出演しております。
インタビュアーは、パーソナリティの戸田雅恵さん。
番組の内容を定期的に掲載しています。なお、ラジオインタビューですので、その時はじめて聴く人もいます。同じような話が2度3度出てくることがあります。ご了承ください。
インタビュアーは、パーソナリティの戸田雅恵さん。
番組の内容を定期的に掲載しています。なお、ラジオインタビューですので、その時はじめて聴く人もいます。同じような話が2度3度出てくることがあります。ご了承ください。