だじゃれしょくぶつえん

だじゃれファンのみなさま、おまたせいたしました!
絵本の楽しみ方はいろいろあるけれど、こんな肩の力をぬいた楽しみ方って本当にいいなと思わせてくれる「だじゃれシリーズ」。

新刊を記念して、作者の中川ひろたかさんと高畠 純さんに「だじゃれしょくぶつえん」についてうかがってみました。

高畠純さん

だじゃれシリーズもいよいよ3冊目となりますが、高畠さんにとって「だじゃれ」とは、どんなものでしょうか。また、このシリーズを作る前と後では、「だじゃれ」に対する思いに変化はありましたか。

「くだらなさ」を楽しむ「おもしろさ」。
まさか「だじゃれ」に絵をつけるとは思わなかった。

高畠さんが「こいつはおかしい!」と大笑いした過去のだじゃれの傑作を教えてください。

言いたいけど、言えません。

「だじゃれしょくぶつえん」の中で「さすが中川さん!このだじゃれはすごいぞ!」と思ったのはどれですか。

「しょうぶ」「あやめ」の対。「かわいいこんぶの…」「アロエ、おかあさん」は中川さんならではと思います。発音しておかしい。

「だじゃれしょくぶつえん」の中で、「これを絵にするのは大変だった!苦労したぞ」というのは、どれですか。

大変というよりおもしろかったのは見開きで1つになってるもの。
大変は「さ、くらそう」このだじゃれ見たとき、絵にできるのかなと思った。

「だじゃれしょくぶつえん」の中で、「このだじゃれには、この絵しかないとすぐにアイデアが浮かんだ」というものはどれですか。

「おれにくり」+「なんにもなす」
「ちょっとまっと」+「きゅうりとまれない」

まだ一部では「おやじギャグ」などと言われたりもする「だじゃれ」ですが、今後はどのような発展をとげていくと思いますか。

ドンドンと発展 or 横ばい。(横ばいの可能性大)

では、最後に「だじゃれシリーズ」のファンの方々にメッセージをお願いいたします。

もっと「だじゃれシリーズ」続いたらいいなと思います。

中川ひろたかさん

だじゃれシリーズもいよいよ3冊目となりますが、中川さんにとって「だじゃれ」とは、どんなものでしょうか。また、このシリーズを作る前と後では、「だじゃれ」に対する思いに変化はありましたか。

ある言葉を聞くと、すぐにそれをさかさにしたり、裏返したり、並べ替えたりしてしまいます。ある人に会うと、だれか似ている人をさがしてしまうし。
で、そうすることが、ものごとの本質を見つける行為なんだと、うそぶいたりもしますが、ほんとは、ただの病気でしょう。
中学生の時、ラジオの深夜番組にだじゃれを投稿したら、読まれたことがある。
「猿の惑星、人間の木星(猿のは臭せぇ、人間のも臭せぇ)」っていうの。
翌日、ぼくはクラスのヒーローになって。ああ、将来だじゃれで食えるようになったらいいと、その時まじ、思った。
今、その夢が叶いつつある。

中川さんが「こいつはおかしい!」と大笑いした過去のだじゃれの傑作をおしえてください。

「男だって女だってオンナじだよね」これは小学生の時の作品。
だじゃれじゃないけど、最近のお気に入り。
「砂糖を甘く見るな」

今回の「だじゃれしょくぶつえん」の中で「さすが高畠さん!このだじゃれがこの絵になるなんて!」と思ったものはどれですか。(もちろん、ひとつでなくても結構です)

見開きで組合せにしたもの。
「マーガレットと、ムギ」「ショウブと、アヤメ」「ススキと、ウド」とかね。
そうすることで単なるカタログじゃなく「絵本」になるんだなぁ。

いちばん「生みの苦しみ」をしただじゃれは、どれですか。

「にんじんだもの」「いんげんだもの」を見開きで相田みつを風の文字で書いてもらいたかったんだけど、これはちょっと?って編集部に言われてしぶしぶ下げたんだけど、これって質問の答えになってないね。

「我ながらこれは大ヒット!」と思っただじゃれはどれですか。

「アロエ、おかあさん」「やメロン」は声に出すと、ほんと、楽しいよ。

まだ一部では「おやじギャグ」などと言われたりもする「だじゃれ」ですが、今後はどのような発展をとげていくと思いますか。

シェークスピア、ミルン、キャロル、ボブディラン、ジョンレノン、みんなだじゃれの大家たち。言葉あそびの一つである「だじゃれ」は言葉(日本語)への興味の入り口として、その教育的価値が評価され近い将来、国語の教科書に採用されるだろう。
そして、この「だじゃれシリーズ」は読書感想文の課題図書に選ばれてだじゃれの感想文が全国から寄せられ、だじゃれブームが起きるだろう。
もはや、だじゃれは、おやじだけのものじゃないといって「おやじギャグ」なる言葉は死語になる。(か、子どもたちの「おやじ化」が問題になる)
数年後には、日本で初めてのだじゃれの家元流派「おまたせんけ」が誕生する。
それの対抗流派として、その翌年「やらせんけ」「あららげ派」「かめはめ派」などが生まれ、その弟子の数を競うようになるだろう。

先日、高畠さんと中川さんが絵本館にいらっしゃった時のこと。
おふたりの息のあった絶妙なトークにスタッフ一同聞きほれるやら、笑わされるやら…。
「だじゃれシリーズ」人気の秘密はここにあり!ということを改めて感じたひとときでした。(編集部)

中川ひろたか・文
高畠 純・絵
初版 2003年6月
32頁 169×139mm
ISBN978-4-87110-141-7
定価 800円+税

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