のでのでので

元気がつまった28ページ。
いきなり始まるこの絵本は、まさに絵本的。
人間も動物。子どもにはまだまだ直感があるんだ。

気持ちがリレーされて「のでのでので」
状況もリレーされて「のでのでので」
子どもの表情がイキイキしているのは、何の制約もなく、自由にあふれているから。
ことばと気持ちがリズミカルに響きあっている絵本です。

五味太郎さんからのメッセージ

地面に穴をほっていたら、ヒゲの爺さんがやって来て「おぬしはなにゆえにかような穴をほっておるのじゃ?」と聞かれたので「ええと、ワニを飼うための水槽をつくるので穴をほっております」と答えたら、「おお、その“ので”の使い方は正しい。学問的には理由、原因を表わすべき場合の接続助詞ということだ。ではごめん」と言って去って行った。どうやらその人はかの大言語学者・金田一京助先生であったような気がする。
「のでのでので」誕生の信じ難い秘話である。たしかに信じ難い。

五味太郎・作
初版 2004年12月
28頁 260×190mm
ISBN978-4-87110-063-2
定価 1,200円+税

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