第69回「楽しんでいるから伝わる、感じとれる」

戸田:

有川さん、あけましておめでとうございます。

有川:

おめでとうございます。

戸田:

今年最初のお話はなんですか。

有川:

どうやったら頭が活発に動きだすのかなということを、さっきから考えておりまして(笑)。

戸田:

はい(笑)。

有川:

前にもお話したことがあると思うのですが、以前テレビで100歳近くの女性の頭にいろんな機具を付けて、血流を可視化するんです。その女性に新聞を読んでもらったり、テレビをみてもらったり、いろんなことをしてもらうんですが、血流はちっとも変化しない。ところが「趣味にしていらっしゃる俳句を考えていただけますか」と言ったら、血流が動きだして頭の中が真っ赤になったんです。

戸田:

動いたんですね。

有川:

そうなんです。だから、クリエイションというものはすごいと思います。毎日料理を作っていて「なんで毎日私が作らなければいけないのよ」と思っている人がいるかもしれませんが、頭のためにはすごくいい事をしているんですよ。料理もある意味クリエイションです。

戸田:

そう思うと、ちょっと頑張りたくなりました!(笑)。

有川:

それでは、子どもはどうすれば頭が活発に動くようになるでしょうか。

戸田:

ええ。

有川:

いろいろありますが、かなり有力なものの一つがなぞなぞだと思います。

戸田:

なぞなぞ、いいですね!

有川:

去年の暮れに『なぞなぞはじまるよ3』が出ました。

戸田:

はい!


おおなり修司・なぞなぞ文/高畠純・絵『なぞなぞはじまるよ 3』

有川:

なぞなぞを考えたのは、おおなり修司さん。話をうかがうと、使われなかったなぞなぞを含めると全部で200近くのなぞなぞを考えたそうです。

戸田:

すごーい。おおなりさんの頭の中も真っ赤っかですね(笑)。

有川:

そうですよね。おおなりさんは「まさか人生でこんなになぞなぞを考えることになるなんて驚きです」とコメントしています(笑)。

戸田:

(笑)。

有川:

そして「今回も高畠純さんのユーモア溢れる素敵な絵が満載ですよ」と。

戸田:

いいですね。

有川:

高畠さんのコメントは「ぼくも答えを見ずに自力で解いてみました。すぐにピンと」くるもの、悔しいけれど、ん〜と考えてしまうものもありました。さて問題文に、いかにヒントの絵をそーっと入れるか、この作業が意外に楽しいんです。今回も十分楽しませていただきました」と。問題文の絵にヒントがかくされています。ここが普通のなぞなぞと異なる、なぞなぞ絵本の大きな特徴です。

戸田:

そうなんですね!

有川:

それに「今回も十分楽しませていただきました」ここが一番肝心なところです。何よりも、お二人が楽しくやっているというのが伝わってきますね。

戸田:

いいですね、それが一番ですよね。

有川:

おっしゃるとおりです。どういう方法でなら子どもたちによく伝わることができるか。というと、子どもに限りませんけど、楽しくやっている人というのが、結果的には一番伝わるものです。

戸田:

本当ですね。

有川:

ええ。だから昔、祖父が美味しそうに焼酎を飲んでいたのをみて「そんなに美味しいのかなあ」と思っていたら、「飲んでみるか」と言われて飲んでみました。
そしたら「ひぇー、これはなんだ」と最初は思いましたよ。幼稚園の頃ですが(笑)。

戸田:

(笑)。

有川:

伝わるというのは、教えるから伝わるのではなく、感じとるから、自分が感じとるところから伝わるものが身についていくのではないでしょうか。そういう気がします。

戸田:

このお話、むちゃくちゃ伝わりました(笑)。

有川:

(笑)。

戸田:

『なぞなぞはじまるよ』のシリーズは、子どものみならず、おじいちゃんやおばあちゃん、介護の現場でも本当に喜ばれているみたいですね。

有川:

そうなんですよ。おおなりさんと一緒に、そういったお年寄りの方々が集まるデイサービスにも行きました。おおなりさんが『なぞなぞはじまるよ』を読んだんです。

戸田:

ええ。

有川:

そしたらみなさん、目をキラキラとさせて。

戸田:

そうでしょうね。


倉敷市 つづきの絵本屋にて おおなり修司さん

有川:

お年寄りの方々もそうですが、保育園の子どもたちの様子と言ったら!2人の1歳児のくいいるような眼差しを忘れることができません。ですから、絵本に関しては年齢というものにとらわれると、どれだけ損をするかわかりません。

戸田:

そうですよね。

有川:

絵本もですし、焼酎もですが(笑)。

戸田:

(笑)。
有川さん、新年から絶好調ですね!今年も楽しみにしています。

有川:

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

戸田:

よろしくお願いします。今日もありがとうございました。絵本館代表の有川裕俊さんでした。
有川さんのお話にもありました、おおなり修司さん、高畠純さんの人気シリーズ『なぞなぞはじまるよ3』、大好評発売中です。

なぞなぞ好きな子、さあ、おいで。
絵本が好きな子、いらっしゃい。
『なぞなぞはじまるよ3』が、できました!
なぞなぞの面白さと絵本の楽しさが、みごとに合体。
絵からヒントがみつかる楽しいなぞなぞ絵本の完成です。

おおなり修司さんの楽しいなぞなぞは、シリーズ合計で96問。なかなかの難問もあります。思わず吹きだしちゃう爆笑ものもあります。保育園でもデイサービスでも大人気。絵本館のHPにもご紹介がありますから、さっそくみてみてください。
そして、うれしいことが!
2月15日おおなり修司さん、ご出演くださる予定です。どうぞお楽しみに。
(2022.1.11 放送)
2016年4月からエフエムふくやま「ブック・アンソロジー」に月1回、第2火曜日に出演しております。
インタビュアーは、パーソナリティの戸田雅恵さん。
番組の内容を定期的に掲載しています。なお、ラジオインタビューですので、その時はじめて聴く人もいます。同じような話が2度3度出てくることがあります。ご了承ください。
なぞなぞはじまるよ 3
なぞなぞの面白さと、絵本の楽しさをまたまた合体。待望の第三弾!
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