室井滋 × 長谷川義史「チンチンボンボさん」

作品紹介

チンチンボンボって、いったいなに？
答えは、富山のことばで「かたぐるま」チンチンボンボが大好きなあまえんぼうの男の子。
どこに行くにも、おとうさんの肩の上。
おそば屋さんに行くときも温泉に行くときも
学校に行くときだってチンチンボンボの男の子。そろそろ肩から降りておいで、と言われても
「いやーが、いやーが」と、降りてこない。どうなる、どうなる、この親子。
ずっとこのまま、チンチンボンボ？
と、そのとき…、まさかの展開に！リズミカルなのに、ほっこり抒情的。
ユーモラスなかくし味もたっぷりと。
室井滋 × 長谷川義史
名コンビならではのしあわせな心地よさが残る絵本。

著者紹介

室井滋
富山県生まれ。
女優、エッセイスト。早稲田大学在学中の1981年、映画「風の歌を聴け」でデビュー。映画「居酒屋ゆうれい」「のど自慢」「OUT」「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」などで映画賞を多数受賞。 2012年日本喜劇人大賞特別賞受賞。 2015年松尾芸能賞テレビ部門優秀賞受賞。『むかつくぜ！』『東京バカッ花』『すっぴん魂』シリーズなど著書多数。絵本作品は『きらきらは・は・歯』（世界文化社）『しげちゃん』（金の星社）『ウリオ』（世界文化社）など。『しげちゃん』は学校図書などの小学校道徳副読本及び韓国語版の翻訳により多くに親しまれている。全国各地で絵本ライブを開催中。

長谷川義史
大阪府生まれ。
イラストレーター、絵本作家。「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」（BL出版）で絵本作家デビュー。
「おたまさんのおかいさん」（解放出版社）第34回講談社出版文化賞絵本賞受賞。「かあちゃんかいじゅう」（ひかりのくに）第14回けんぶち絵本の里大賞受賞。「ぼくがラーメンたべてるとき」日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞受賞。「おへそのあな」（BL出版）第17回けんぶち絵本の里大賞受賞。「いいからいいから3」（絵本館）第19回けんぶち絵本の里大賞受賞。他、受賞多数

室井滋さんからのメッセージ

私、女優なのにちっとも訛りが抜けません。
きっと、故郷富山が恋しくて、毎日幼なじみに電話してるから。
おまけに北陸新幹線が開通して、淋しかったらすぐ帰れる状態になった今、
この訛りはいよいよ不動のものに…。
どうせ訛るなら、とっておきの富山弁で絵本を作っちゃおうと思い“チンチンボンボさん”を書きました。
我が故郷には“チンチン”のつく面白言葉がいっぱいありますよ。
御興味ある方、是非一度富山へ。
可愛いチンチンボンボさんに会えるかもしれんちゃ〜♡