ぶきゃぶきゃぶー

思わず口に出したくなる言葉
 ぶきゃ ぶきゃ ぶー
ナンセンスと とぼけたあじの
 ぶきゃ ぶきゃ ぶー
絵本の金字塔
 ぶきゃ ぶきゃ ぶー

ぶきゃ ぶきゃ ぶー
ブタおじさんのバスは はしります
「のりますよ」
「のりますよ」
バスに乗り込むおきゃくさんたち。
すると あれあれ?
降りるときには、なにか変わってる!?

ぶきゃ ぶきゃ ぶー
思わず口に出したくなる語呂のよいことばと、色鮮やかでダイナミックなイラストです。

内田麟太郎さんからのメッセージ


ツーガさんと復刊
 竹内通雅さんは、いまでもツーガさんなのだろうか。それはわからないけれども私はツーガさんを異才だと思っている。異才の本は絶版……しやすい。それは不名誉なことではないけどサビシイ。しかし異才と変人編集者は呼び合うのである。その変人が誰かは明言しにくいけど、新しい版元は絵本館である。
 見よ! ここに異才がいる!
 その委細は、本を読めばわかるのよ。

竹内通雅さんからのメッセージ


真っ暗な車庫に入れられたまま        
忘れられそうになってたバスが      
またはしり始めるみたいです。       
またまた運転手はキミだっ!        
ぶたおじさん。              
ぶきゃぶきゃぶーだよ、                 
ぶたおじさんのバスははしります。
社会の流通にのっかってバスは
ぷっすんぶすぶすはしります。
永遠ということはないけれど
お客をのせていつでもどこでも
ぶたおじさん。
ぶきゃぶきゃぶーだね、
ぶたおじさんのバスははしります。

内田麟太郎・文
竹内通雅・絵
初版 2017年1月
32頁 256×210mm
ISBN978-4-87110-360-2
定価 1,300円+税

※この絵本は、2001年に講談社より発行された作品を、復刊しました。

購入する

内田麟太郎
1941年 福岡県生まれ
絵詞作家
竹内通雅
1957年 長野県生まれ
イラストレーター、絵本作家