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ゆりかごから精神のアルバムへ

選択とは、そのこと自体が知的行為である。(桑原武夫) ぼくにとって「目から鱗」というか金言です。 自分自身の「選択の歴史」を振り返ってみると暗黒の時代というものがあった。小中高校です。学校にあるのは横並び。生徒たちに選択させる、という考えは...

五味太郎の絵本「三題噺」

突然ですが、考えるとはどういうことだと思いますか。考えるとは具体的にどういうことかを知りたくないですか。そのことを考えていた時期がありました。

「課題図書」が本嫌いをつくる

出版業界紙「新文化」8月29日号に寄稿した文章をご紹介します。 「課題図書」が本嫌いをつくる ー子どもたちは楽しんで本を読んでいるのか?ー 今年はじめに、この16年で業界全体で約9200億円の売上げが落ち込んだと報じられた。1996年2兆6...

恐ろしく、しかもくだらなくまじめな人々

ぜひ学校でやってほしいことがある。国語の授業で、教材は『走れメロス』でもなんでもいい。読んだあと先生が「この中に嘘が3つあります。それはどこでしょう」という授業をやってほしい。 どうしてかというとオレオレ詐欺。オレオレ詐欺が流行っている。と...

なにはともあれ前途洋洋

学校信仰というものは明治時代に生まれた。 ところが博物学の南方熊楠さん、書と料理の北大路魯山人さん、作曲の武満徹さん、建築の安藤忠雄さんなど独創的な仕事をした人は独学の人に多い。 小説家はみな独学。小説講座に通って文豪になった人はいない。絵...