読み聞かせって、どんなふうにすればいいですか vol.2

つけくわえると欧米では読み聞かせ運動が盛んです。もちろん理由がある。文盲率が高いからです。字の読めない大人がたくさんいる。フランスで十一パーセントつまり約十人に一人です。アメリカの文盲率はもっとたかい。なんとしてでも子供の識字率を高めたい。文字に親しませたい。それで読み聞かせ運動ということになったのです。欧米各国あげての国家事業です。セサミストリートもこの国家的な事業の一環です。
ひるがえって日本です。字を読めない大人を廻りに知りません。そうなるとすぐに日本人は優秀なんだ、とおもうのは早計です。欧米と文字の事情が異なるのです。

かなは「は」を「ha」と「wa」二音に読む以外は一字一音です。シンプルです。子供は迷いません。ところが英語は字面通りに読めない。そこで発音記号があるのです。だから英語を自由に話せるのに読めない大人がたくさんいる。そんなややっこしい文字なのです。子供が苦労するわけです。だから欧米では大人たちが一生懸命読み聞かせ運動ということになる。
日本人の識字率が高いのは合理的に出来たかな文字のおかげです。なにをもって表意文字いい、どこをもって表音文字というのか。単純ではない。

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日本で幼い子供に絵本を読んであげないと将来字の読めない大人になってしまうのではないか。そんな心配をしている親がいたとしたらその人は病気です。むかしから日本の子供は絵本を読んでもらわなくて文字は読めるようになっていた。だから識字のことでは何も心配することはないのです。
子供を育てるうえで心配性ほど親子関係に害のあるものはない。

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