絵本に「男の子向け」「女の子向け」はありますか vol.2

絵本には「男の子向け」「女の子向け」があるはずだ。
そうゆう考え方をするといつのまにか主人公はあなたの子供ではなく有名な絵本になってしまう。
「こんなに有名な絵本に反応しないうちの子だいじょうぶかしら」と。
子供はリトマス試験紙ではないのです。
ついつい絵本がうえであなたの子供はした、つまり子供をないがしろにしてしまうことになる。
主語はつねにあなたの子供でなくてはならない。

概していえばこの絵本は男の子に人気がある。
そういえる絵本はあるでしょう。
男の子に人気がある絵本があるからといってすべての絵本を「男の子向け」「女の子向け」に分けることができますか。
できません。

男の子に人気があるといってもそれは平均値です。
それこそ概してです。男の子の絶対多数に人気があるわけではありません。
「そんなことあたりまえ」ですよね。
あなたの子供は平均つまりその他大勢ではない。
少数派かもしれません。
感受性は多数決ではない。
だから個性は様々なのです。
感受性とは様々を認めるところからはじまるものです。
ありそうでなさそうな常識に捕らわれていると生活が窮屈になります。

わが子がどんな絵本を好むか、夢中になるか。
それは親にだってわからない。
ここが肝心です。
自分のことだってよくよく考えてみると分らないことだらけ。
子供にどんなに愛着をもっていても子供は自分のではない。
他の人間です。
そのわが子のことはもっとわからない。
そうきっぱり考えたほうが精神の衛生にいい。
なにしろわからないのですから。

子供が絵本を楽しんでいる様子をみて「そうか、こういう絵本が好きなのか」「今は、こんなことに興味があるのか」とわが子の好みを知る。
子ども自身も自分の好みがだんだんわかってくる。
いいですよね。

child.gif

ただ子供はじっとしていません。
好みはどんどん変わったりもします。
その変遷ぶりをみるのもまた楽しい。
大人はそんな心持でみているのがいい。
すると絵本の隠れたよさも見えてきたりします。
子供の楽しむ様子をゆっくり見る。
なんの成果も求めない親の視線。
そんなところに親子のゆとりはうまれるでしょう。

自分の本棚の絵本が増えていく。
その本棚から、さて今日はどの絵本を読んでもらおうか(自分で読もうか)と迷う。
好きなものを選択する。
そこに生まれるのが趣味です。
子供はもうそんな趣味人への第一歩を踏みだしているという訳です。

だから決めつけは禁物です。
ゆっくりと子供をみているのがいい。

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